今回は4本の挿し穂で緑枝挿しです。
前回は3本のうちの2本が発根に至りまして、難易度が高いと言われているソメイヨシノの挿し木としてはとても高成績ではあったのですが、どうせならパーフェクトを達成したいところです💪

前回のその1本の失敗は、症状からして雑菌の侵食だろうと思うので、

今回は、使う道具の消毒をいつも以上に念入りに。
ただ、今回の挿し穂はちょいと細いんですよねぇ…🤔これまででいちばん細いかもしれません。まぁ太けりゃ良いとも言い切れず、枝が固くて切り口をスパッとカットできなかったり。細い子もちゃんと発根するので、とにかく健康そうな枝を選んできました。挿し穂の体力が無ければ発根に至らないですからね。
挿し木の開始は 2026年5月16日。
ぼちぼち葉の成長が完了している頃です。まだ成長途中で若葉色のものは挿し穂として向いていないので、しっかり開いて濃い緑になっている葉が付いている枝を挿し穂にします🌿

葉をカット。自分の場合はいつもこのぐらいのサイズを残しています。初めて挿し木をやった頃は、できるだけ葉を残したいという気持ちでしたけどね。だけどそれでは 挿し穂に蓄えられている水が無駄に蒸散してしまい、発根に至る前に力尽きてしまいやすくなる ので、心を鬼にしてカットしてください☝🏻
誤解されがちだと思うのですが、挿し穂は切り口からしっかり吸水するわけではない のです。これで充分に吸水できりゃあ根っこは不要ですからね🥲 発根するまでの間、挿し穂は自身に蓄えられている水と栄養だけで生き延びなければなりません。その大切な大切な水を『できるだけ蒸散させない』ということが挿し木の 最最最最最重要ポイント です☝🏻

葉をカットして、そして切り口をカットしたら、メネデール水(メネデールを使わなくともよい)に1時間ほど挿しておくわけですが、この間も挿し穂から水分が蒸散してしまうので、"湿度100%ルーム" に入れて置きます。
湿度を100%にしておくと葉から水が蒸散されなくなります。
湿度100%ルームは湿度を維持できて光が入るものであれば何でもOKです。今回は段ボール箱とサランラップで作りました。「手っ取り早く作ったろ」と思い段ボール箱を使ったのですが、ボール紙が剥き出しのままではそれが吸湿してしまうので、クラフトテープを貼って吸湿防止をしたり、側面をカットしたりラップを貼ったり…面倒でした😅 ポリ袋をかぶせて湿度を保っている方もいますが、自分は『湿度100%』を徹底管理しておきたい派なので、簡易的にといいながら結局しっかり作ります
メネデール水に浸している間、挿し床の準備をします。
今回はどの土を使おうかな…と少々考えた結果、いつも通りダイソーの鹿沼土を使うことに。過去の挿し木もこれで発根を成功させてきたので経験あるものが無難ですね。
様々な挿し木講座の記事では、 赤玉土・鹿沼土・バーミキュライト などを混ぜた "混合土" を勧めている方もいらっしゃいますが、そうでなくても問題ありません。
挿し床で大切なことは、
●真新しいこと(雑菌の混入を避けるため)
●有機質や肥料混合のものを使わない(雑菌の温床になってしまうので)
●排水性と通気性のあるもの(古い水が流れ抜けやすく、新鮮な空気も入りやすくなる)
です☝🏻
個人的にはバーミキュライトやパーライトを主体とした土は「挿し木用に」と書かれているものでもお勧めしません。粒が細かく酸欠しやすいので(かつてはそれで何度も失敗しました…🥹)
そして挿し穂を土に挿します。
ルートンを使う場合はこのタイミングで切り口にまぶします。ルートンに関してはいつもの如く声を大にして言いますよ、
ルートンのつけ過ぎは致命的!😮
つけ過ぎると必ずといってもいいほど失敗します。なぜ失敗してしまうのか詳細は↓の記事をどうぞ。
sakura-bonchan.hatenablog.com
最近はこのことを書いているブログも増えつつあるようで嬉しい限りですが、

ルートンを使うならこのぐらいですよ?けっして切り口の断面が隠れてしまうほどたっぷりと塗布しないでくださいね☝🏻
そんなこんなで挿し木の出来上がり。

これを "湿度100%ルーム" に入れて管理します。

ダイソーの温湿計を設置しています。

現在、温度24℃/湿度100% です。
何もしないまま湿度を100%にするのは無理な話で、そしてそれを維持し続けるのも容易ではありません。そこで 濡らしたタオルを敷いておく のがオススメです☝🏻
温度は20℃〜25℃がベスト です。25℃以上になると雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。さらに30℃近くになると高温多湿で挿し穂が蒸れてしまいます。直射日光が当たらない涼しい半日陰が良いですね。朝・夕の水やりと同時にルーム内の空気を入れ換えましょう☝🏻
7日〜10日が経過し、その頃に葉が萎えていなければ、まずは第1関門クリアです。ルートンのつけ過ぎなどで挿し穂が酸欠になっていたり、蒸散によって水分不足になっていたりすると、この頃には挿し穂が萎えてしまい発根の見込みがなくなります。
そのまま萎えることなく、3週間が経過する頃には芽が動き始めます。早いものでは2週間で動き始めます。「確実に」とは言えませんが、芽が動き始めた頃には発根も始まっています。
何度やっても失敗してしまうという方は、
・ルートンの量
・湿度の管理(葉からの蒸散を防ぐ)
は大丈夫ですか?そこんところを改善してみると良いかもしれません。
さぁ、今回はパーフェクトとなるでしょうか…!?🤔
▶その後、1週間経過