挿し木によく使われているサプリメントのようなもの、
ルートン と メネデール
総括して『発根促進剤』と呼ばれていますが、
ルートン は
α-ナフチルアセトアミドが成分で…
簡単に言うと、
植物にとってのホルモン剤 。
根や茎、葉の細胞分裂を促進させます。
一方で メネデール は
二価鉄イオン水溶液をキレート化したもので…
簡単に言うと、
植物の成長に必要な鉄を
植物が吸収しやすい状態にしたもの。
肥料ではありません。
挿し木の話になると必ずと言っていいほど挙げられるこの2つですが、
「使った方が成功の確率が上がるよ~」程度で
使わなくとも発根します。
使ったからといって
必ず発根に至るわけでなく、
使わなかったからといって
発根しないわけではありません。
桜のように
「挿し木は難しい」と言われるような種類では
少しでも成功に近付けるアイテムにはなるでしょう。
しかーーし、
そのうちの ルートン ですが、
⚠️ 使い方によって致命的になります!⚠️
" 致命的 " !
そんな大事なことなのに、
どこにも書かれていない…💦
たしかにこのルートンの説明書には
「付けすぎに注意」
と記されているし、
それは多くの挿し木ブログでも同じように説明されていたりするのですが、
これ、
付けすぎによって失敗します!
もう一度言います、
付けすぎは失敗する!
湿度管理や水やりをどんなに徹底していても、
これの付けすぎが原因で失敗します!
「付けすぎに注意」と言われても、
どのぐらいが「付けすぎ」なのか定かではなく、
ましてや初心者からすれば、
「何度も付け足してはダメ」という意味にも思ってしまうわけで…
使い方としては
「切り口にまぶす」
とあちこちで説明されているけれど、
まぶす…
その裁量は人それぞれだし、
何より、
こんな粉、
「すぐに水で流されてしまうでしょ…」
と思うわけで、
だから
このぐらいまぶしてましたよ…💧
だって、
発根させたい!という一心で頼っているわけなので
すぐに流れ落ちると困るから…😢
しかし、
実はこのルートン、
すぐに流れ落ちません。
水分を含むとこのように
ペースト状になって張り付くんですよ…
ちなみに、
挿し木後2週間経っても流れ落ちていませんでした。
これが 張り付く ということは、
" 切り口を塞いでしまう "
ということ。
挿し穂の切り口は、
吸水だけでなく
呼吸もしています。
ペースト状になったルートンによって切り口が塞がれてしまい、
挿し穂が酸欠になってしまうわけです💦
そもそもホルモン剤なので過剰に使用すると
植物の成長が乱れてしまったり、奇形が生じてしまったりしてしまい、
そういう意味で「使い方に気を付けて」と注意喚起されているのはよく見かけるのですが、
まさか切り口を塞いで致命的になっていたとは…💧
ほーーーんの少し塗布すること!☝️
こんなに致命的なことなのに、
なぜか「付けすぎに注意」程度の説明でしかされていないという…。
こんなに付ける人なんていないのかな…?💧
いやいや…いるはずですよ💦
ネットで見て回ると
「何度やっても成功しない」という人もけっこういます、
もしかすると、
このルートンの使い方が原因かもしれません。
むしろこのことを書きたくて
このブログを始めたようなものですっ😕
⚠️ルートンの付けすぎは致命的!⚠️
使うならば極々少量で!