さくら挿し木のぼんちゃん ~盆栽道中記~

初めての桜の挿し木に挑戦し、発根を経て、「ぼんちゃん」と名付け、盆栽となるまでの道のりを随時記録。(現在2年目に突入)

謎のきっかけ

ここんところずっと

秋を演出することについて考えています。

 

完全屋内育ちのぼんちゃんに

冬支度をしてもらわなきゃいけないのでね🙄

 

夏場のLEDライトの照射時間は

6:00~19:00 にしていましたが、

 

段階的に時間を縮め、

 

現在は 7:00~17:00  にしています。

 

日照時間…ではなく

LEDライト照射時間の変化に

 

ぼんちゃんは気付いてくれているのかなぁ…🤔

 

 

気温の変化については、

 

今の時期、屋外は最高気温と最低気温とで

10度ほどの寒暖差がありますが、

 

ぼんちゃんが過ごしている屋内では

室内温度が 20~23度なので、

寒暖差は 2~3度ほど。

 

かなり安定的ですが、

 

最低気温が15度以下になる日が

そこそこある屋外に対して、

 

室内の最低気温は高めということになります。

 

なので、

 

もう少し室内の温度が下がらないと

ぼんちゃんは秋を感じてくれないかもだなぁ…

 

 

と思っていた矢先、

 


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……えぇっ!?😮

 

 

黄緑になってる!

 

 

……秋スイッチがONになったのだろうか…?🤔

 

それともこの葉が弱っているとか…?

 

 

紅葉が始まったとしても、

 

何がきっかけだったのだろう…🤔

 

LEDライトの照射時間?

 

室温の変化?

 

両方?

 

それとも他の何かが…?

 

 

ん~…

 

なんだかハッキリしなくてモヤるなぁ…🙄💧

 

 

 

秋のスイッチがわからない

2022年10月となりました。

 

屋外の先輩桜たちはすっかり

冬支度の様子。


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黄色になった葉が増えてきています。

 

そろそろ我がぼんちゃんにも

秋スイッチをONにしてもらいたいのですが、

 

ぼんちゃんは 完全屋内LED 育ちなので

外気や気候の影響を直で受けていません。

 

影響を受けていないのであれば

 

冬になっても効率的に光合成できるはずで、

落葉させる必要がないのでは?と

思ったりもしたのですが、

 

そもそも落葉樹の葉の寿命が

6ヶ月ほどなのだそう。

 

そゆことね…🙄

 

そして、

 

緑色に見える クロロフィル

黄色に見える カロテノイド などの成分は

 

"消失" するのではなく

"枝に回収" するとのことなので、

 

もしそれらが

 

越冬や春先の動きのためにも使われる

必要な成分なのだとしたら…

 

そう考えたりすると

やっぱり紅葉はさせておきたいところ。

 

 

屋外の環境とは違うぼんちゃんには

 

人工的に季節を演出して

秋を感じてもらう必要があるかもしれません。

 

 

しかし、

 

 

植物たちは何をきっかけとして

冬支度に入っているのだろう…🤔

 

 

・気温の低下

・日照時間の減衰

 

 

これらを感じて紅葉の動きが始まるとされているようですが、

 

明確なことは

科学的にもまだわかっていないのだそう。

 

 

え~っ?困るぅぅ🥺💧

 

 

ぼんちゃん用のLEDライトには

デジタルタイマーを使っているので

 

ONとOFFの時間を調整することによって

日照時間を演出していますが、

 

気温に関しては室内なので、

 

屋外のような気温の変動を再現するのは

容易ではないかも…。

 

最低気温が13度だった日も

 

エアコンを使わずとも

室内は20度ほどありましたからね…。

 

気温の演出の必要性は

秋になったことを気付いてもらうだけでなく、

 

その先の越冬期期間でも

冬を感じてもらうために大切だと思うので、

 

今その対策をいろいろと思考しているところです🤔

 

 

冷蔵庫に入れるか……?🙄💧

 

 

🌿oO(!?)💦

 

エネルギー格差

挿し穂になる前のぼんちゃんは

 

親木から生えていた 胴吹き枝 でした。


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不要枝 や 忌み枝 とも呼ばれ、

 

高い所の枝に送られる養分を奪ったり

見た目的にもバランスが悪かったりするので、

 

こまめに手入れされている桜なら

切り落とされる部位の枝です。

 

 

そんな胴吹き枝として生えていたぼんちゃんには、

 

これから立派な盆栽になるべく

どんどん太くなって欲しいわけですが、

 

まだまだ割り箸ぐらいの太さ😅

 

というか、

 

5月当時と変わっていません🙄

 

 

まぁそれは、

 

ぼんちゃんの鉢のサイズによるものだと思うので

今はまだ仕方がないことでしょうが、

 

もしぼんちゃんが挿し穂にならずに

胴吹き枝のままだったら、

 

今頃どのように成長していたのだろうか…

 

 

世間の胴吹き枝はこうなっていました、


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・・・!?

 

 

太いっっっ!😮

 

 

ぼんちゃんは…


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細いっっっ!🥺

 

 

まさしく根っこの力の差でしょうね🤔

 

大木の根の方が

水やエネルギーをたくさん吸い上げて

 

それらを枝や葉に送り込む力が強いでしょうから。

 

 

そう考えると、

 

挿し木よりも

接ぎ木 の方がどんどん成長しそうですね。

 

増えてる…

 

…というタイトルでありながら、


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葉っぱが1枚減ったぼんちゃん…。

 

 

やむを得ず、

 

トレードマークでもあった頂上部の葉を

 

切除しました🥺

 

 

 

前回のこれが


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また出来ていて、

 

同じように

爪楊枝で軽く触っただけで

 

 

ポロっ…

 

 


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こうなってくると病気を疑う他なく…

 

いろいろと調べてみたところ、

 

どうやら 

 

 

せん孔褐斑病 (せんこうかっぱんびょう)

 

 

の可能性が…。

 

 

その病名で出てくる葉の画像が

ぼんちゃんとほぼ同じなんですわ…🥺

 

 

出雲市農林水産部森林政策課のサイトによると、

 

【症状、被害】
   6月頃から発生し、主に成葉に2~5mmの円形で褐色の斑点(まだら模様)が多数形成されます。
   病斑部は早期に脱落し穴だらけになり、変色した葉は早期に落葉し、病原菌は葉の病斑内で冬を越します。

 

【防除、対策】
   変色した葉は摘み取り、病落葉は集めて焼却する。6~10月の胞子の分散期に、銅水和剤の500倍液かトップジンM水和剤の1000倍~1500倍液を月に1~2回散布する。

 

 

 

やだわぁ~…🥺💧

 

 

何より、

 

外の風すら当たっていない完全屋内育ちなのに

いつのまにそんな菌が…🤔💧

 

花粉のように衣類に付着してきたものが…??

 

それはそれである意味嫌だ…🤨💦

 

 

挿し穂になる前にすでに菌が付着していた…??

 

一応アルコールで挿し穂を消毒したんだけどなぁ…

 

 

そういえば…

 

 

最近、小さなイエグモが

ぼんちゃんの葉の上に乗ってたな…

 

「お、ぼんちゃんに来客じゃん~」

ぐらいに思っていたけど、

 

まさかあいつが菌を…??

 

と、いろいろ疑ってしまうね…

 

 

まぁ…もうすぐ落葉を迎える時期なので

 

この症状による影響は

長くは続かないだろうけど…

 

そう願うしかない。

 

 

だけどこの病原菌、

 

越冬するらしい…💦

 

 

落ち葉の中に潜んで越冬し、

暖かくなった春過ぎに新葉に付着して再発

 

 

厄介なやつだ…。

 

 

どうせ落ちた葉は回収処分するつもりでいたけど、

 

もし落ち葉の中だけでなくて

 

土の中だったり、

根や茎に付着してだったり、

 

そういう所でも越冬するのだったら

 

 

すごく困るよ…?🥺💦

 

 

 

とりあえずイエグモさんよ…、

 

 

 

次に来るときは

 

 

 

体を洗って来てくださいな😐💦

 

 

🕷️💦

 

葉っぱに異変

挿し木から128日目となりました。

 

ぼんちゃんがひっそり育てていた芽も

 

少しずつ大きくなりまして、

 

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来年はこの芽が動きだすのでしょう、

 

大切な芽です🙂

 

 

 

今朝もいつも通りに水をやっていたところ、

 


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なんだこりゃ…?

 

 

裏から見てみると

 


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・・・、

 

 

あやしい…🤔

 

 

しかも切れ目が入っていたので

爪楊枝でつついてみると、

 

 

ポロっ…

 

 


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え、取れた……😮

 

 

 

んー…

 

 

 

とりあえず取れたし…、

 

これ以上影響がなければ良いんだけど…

 

 

何だったんだ…?🙄

 

なぜ落葉するのか

なぜ紅葉し、

 

そしてなぜ葉を落とすのか、

 

 

 

「太陽の勢いがなくなるから?」

 

ー  太陽はいつも元気!☀️。

 

 

 

「寒くなるから?」

 

ー  寒いとなぜ落葉するの?

 

 

あまり詳しく考えたことがありませんでした😏

 

だけど、

 

屋内育ちのぼんちゃんに秋を演出し、

落葉のスイッチをONにしてもらうためには

 

まず、

 

「なぜ落葉するのか」

 

それを知っておかなきゃいけませんね🤔

 


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理由としては、

 

 

コスパが悪くなるから 』

 

 

これに尽きると思います。

 

 

 

植物にとって"葉" というのは

光合成を行うために大切なもので…

 

大切だからこそ落としちゃだめでしょぉ…

光合成できなくなるよ?🥺

 

と言いたくなるところですが、

 

その葉を維持するのにも当然、

エネルギーが必要です。

 

 

冬になり気温が下がってくると

 

光合成の効率が悪くなるそうで。

 

それに加えて日照時間も短くなるので

 

光合成で得られるものが少なくなります。

 

その上、

 

光合成の際に水分をたくさん消費するのですが、

 

日本の冬は降水量が少なく乾燥もしています。


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充分な水を確保するのも容易ではないでしょう。

 

あれだけたくさんの葉を維持するだけでも

一苦労となる冬。

 

人間界で例えるなら、

 

客があまり入らないにも関わらず

店の家賃や光熱費、人件費を払わなければならない

 

そんな状況なのでしょうね。

 

 

光合成によって生産できるエネルギー量と

そのための葉を維持するコストとが見合わなくなる

 

そういった植物が落葉します。

 

 

仮になんとかコストバランスを取っても、

 

積雪によって葉が凍結し

傷んでしまえば使い物にならなくなってしまう…

 

「ギリギリ頑張って維持してきたのにぃ😭」

 

ということになるでしょう。

 

だからといって

 

寒さや凍結に強い葉を作るには

それもまたコストがかかりますよね。

 

冬に落葉しない植物は

「コストをかけてでも維持する方が見合っている」

と判断している種類であり、

 

冬に落葉する植物は

「コスト的に見合わないから維持しない」

という判断をしている種類。

 

 

稼げるときにしっかり稼いで貯蓄し

稼げない時期を省エネで乗り切る

 

なんとも堅実な落葉樹の生き方。

 

ただ単に「寒いから枯れている」というわけではなかったのですね…🤔

 

 

ちなみに、

 

緑色に見えるのは

クロロフィル という成分、

 

黄色に見えるのは

カロテノイド という成分、

 

赤色に見えるのは

アントシアニン という成分なのだそう。

次のステージに向けて

2022年9月になりました。

 

まだまだ暑い日々が続いていますが、

 

9月になると「秋が近付いてきてるなぁ~」と

そんな気持ちになります。

 

桜は落葉樹なので、

 

これから徐々に紅葉となり

葉を落としていきますね。

 

そして同じく、

 

ぼんちゃんも。

 

 

 

世間の桜先輩たちの様子を見てみると、


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黄色になっている葉がちらほら。

 

まだまだ残暑とはいえ、

 

思っていたよりも早く

秋のステージに入っていたのですね🤔

 

しかしぼんちゃんは

 

完全屋内育ち。

 

 

外気や太陽など、屋外のあれこれに

ほとんど影響を受けない環境なので、

 

紅葉や落葉に向かうきっかけを

感じられないかも…と想定しています。

 

 

屋内育ちぼんちゃんの

秋のスイッチをONにするために、

 

秋を演出する必要があるでしょうね。