さくら挿し木のぼんちゃん ~盆栽道中記~

初めての桜の挿し木に挑戦し、発根を経て、「ぼんちゃん」と名付け、盆栽となるまでの道のりを随時記録。(現在2年目に突入)

なぜ落葉するのか

なぜ紅葉し、

 

そしてなぜ葉を落とすのか、

 

 

 

「太陽の勢いがなくなるから?」

 

ー  太陽はいつも元気!☀️。

 

 

 

「寒くなるから?」

 

ー  寒いとなぜ落葉するの?

 

 

あまり詳しく考えたことがありませんでした😏

 

だけど、

 

屋内育ちのぼんちゃんに秋を演出し、

落葉のスイッチをONにしてもらうためには

 

まず、

 

「なぜ落葉するのか」

 

それを知っておかなきゃいけませんね🤔

 


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理由としては、

 

 

コスパが悪くなるから 』

 

 

これに尽きると思います。

 

 

 

植物にとって"葉" というのは

光合成を行うために大切なもので…

 

大切だからこそ落としちゃだめでしょぉ…

光合成できなくなるよ?🥺

 

と言いたくなるところですが、

 

その葉を維持するのにも当然、

エネルギーが必要です。

 

 

冬になり気温が下がってくると

 

光合成の効率が悪くなるそうで。

 

それに加えて日照時間も短くなるので

 

光合成で得られるものが少なくなります。

 

その上、

 

光合成の際に水分をたくさん消費するのですが、

 

日本の冬は降水量が少なく乾燥もしています。


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充分な水を確保するのも容易ではないでしょう。

 

あれだけたくさんの葉を維持するだけでも

一苦労となる冬。

 

人間界で例えるなら、

 

客があまり入らないにも関わらず

店の家賃や光熱費、人件費を払わなければならない

 

そんな状況なのでしょうね。

 

 

光合成によって生産できるエネルギー量と

そのための葉を維持するコストとが見合わなくなる

 

そういった植物が落葉します。

 

 

仮になんとかコストバランスを取っても、

 

積雪によって葉が凍結し

傷んでしまえば使い物にならなくなってしまう…

 

「ギリギリ頑張って維持してきたのにぃ😭」

 

ということになるでしょう。

 

だからといって

 

寒さや凍結に強い葉を作るには

それもまたコストがかかりますよね。

 

冬に落葉しない植物は

「コストをかけてでも維持する方が見合っている」

と判断している種類であり、

 

冬に落葉する植物は

「コスト的に見合わないから維持しない」

という判断をしている種類。

 

 

稼げるときにしっかり稼いで貯蓄し

稼げない時期を省エネで乗り切る

 

なんとも堅実な落葉樹の生き方。

 

ただ単に「寒いから枯れている」というわけではなかったのですね…🤔

 

 

ちなみに、

 

緑色に見えるのは

クロロフィル という成分、

 

黄色に見えるのは

カロテノイド という成分、

 

赤色に見えるのは

アントシアニン という成分なのだそう。