さくら挿し木のぼんちゃん ~盆栽道中記~

初めての桜の挿し木に挑戦し、発根を経て、「ぼんちゃん」と名付け、盆栽となるまでの道のりを随時記録。(現在2年目に突入)

桜 "休眠挿し" の結果と "緑枝挿し"

2月末から初めての休眠挿しに挑戦していました。

 

このブログにも書いた通り、開始から40日ほど経過したときまでは順調、というか良くも悪くも変化のない様子でしたが、

 

50日近くが経とうとした頃、

新芽が脱水していってるかのような様子を見せ始め、そして数日後には

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完全に枯れ…

成功しなかった原因をそれなりに考えてはみたものの、特に思い当たる節はなく、逆の見方をすれば、根がない状態で50日間も生き耐えてくれていたわけなので、ある意味それなりに上手くいっていたのではとも思っています🤔 生き延びたその先に発根はありますからね。

 

休眠挿し は 緑枝挿しと比較して成功率が低いとはよく聞きます。木皮化した挿し穂(茶色になった枝)は発根率が低かったり、暖かい時期に比べると植物の動きがまだそれほど活発ではないといったようなことが、休眠挿しの成功率が低い理由だったりもするかもしれません。

 

他のブロガーさんの記事を読んでみても「20本中、5~6本が成功」という結果だったりもするようで、たしかに高確率とは言えない気がします。今回の自分の休眠挿しでは4本でしか挑戦していなかったので、確率として成功に至らなかったと言えるかもしれません。

 

管理はとても楽でした。湿度や温度、水やりなど、緑枝挿しほど気を配る必要がありません。そのかわり面白みには欠けると思います。はやり緑枝挿しのように葉っぱがついているものに水を与える方が世話をしている感が増しますし、手間が掛かるぶんだけ箔も付きます、個人的にですけどね。  しかも発根までに2ヶ月ほどを要するというのは長い…💧

 

そういうわけで、

 

現在、緑枝挿し 中です🌱f:id:sakura-bonchan:20240614210635j:image

5月30日から開始し、現在17日が経過しました。

 

自身の経験上、緑枝挿しでは

『10日~14日目の 関門 』を感じています。

 

緑枝挿しのやり方の根本的なところが間違っている と10日~14日が経過する頃までには葉が萎え、そして腐ってしまいます。

挿し木に適していない土を使っていたり、まだ成長途中の新葉が付いている挿し穂だったり、湿度管理や葉のカットが甘いがゆえに挿し穂から水分が多く蒸散してしまったり、気温30℃超えとなるような環境での挿し木であったりなどなど、こういったような基本的な点で落ち度があると関門突破は難しいでしょう。

ルートンを塗布しすぎて切り口を塞いでしまうのも致命的です⚠️ ルートンは極々少量を軽くまぶすだけ(詳しくはコチラ)

 

そんな関門を突破できた今回の緑枝挿したちの現在の状態は、


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いままでにないほど良好✨

これまでは発根に至ったものでも、ある程度は葉の一部が茶枯れしたり少々萎えたりはしていたのですが、今回はそんな様子がほとんど見られず自分でも驚いているほど良好な17日目です😲

そんな中で早々と蜜腺が黒くなってしまっている子もいて「厳しいかなぁ…?」と思わされていたりもしますが、

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その蜜腺の部分以外は良好でその子もまだまだ成功への可能性は充分にあります🙂

 

そしてどうやら新芽も動き始めた模様🌱

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ということは、順調にいっていれば発根も始まっているでしょう✨ 3週間が経過する頃にはこのペットボトル鉢の底から根が見えるほどまで伸びていると思います。

とはいえ、発根してすぐに根伸びが止まって失敗に至ったケースもあるので安堵するのは早急ですね。